院長プロフィール

私がこの職業に至る以前は、”寝たいのに眠れない。どうしよう。”

と、一睡眠に対して焦りと恐怖を感じていました。

「寝たいのに眠れない焦り」

「寝たと思ったのに朝にのしかかる倦怠感」

「寝ている途中で目覚めてしまい嫌気がさす」

「眠れないことで体調が悪化する」

睡眠外来に行くと睡眠薬を処方されたり、ネットで色々と検索をしても、

一時凌ぎのサプリなどしか出てこず、さらに恐怖と焦燥感は強くなる一方でした。

当たり前のようにできていた睡眠が、徐々にできなくなる恐怖は今でもフラッシュバックします。

今思えば

「寝る時間を惜しんでこっちは頑張っているんだ」という言葉がのしかかってきたり、

SNSでの自己啓発系の投稿になぜか感化されて焦りを感じたり、

周りの人間関係の悩みだとか、焦りや不安に心身を乗っ取られ、

睡眠を後回しにしていたり、明日が来ることが嫌で眠ることを拒否していたのだと思います。

その頃私の心身はボロボロで、人と喋りたくなくなったり、会いたくなくなったり、

腰は重く肩や首は鉛のように硬い。頭痛も激しく、呼吸も苦しいうえに動悸もする。

不調をあげればキリがありません。

不眠がお悩みで来院された方に対しても、

腰痛や呼吸器系のこと、冷えやむくみなども幅広く診させていただく理由は過去の実体験からです。

逆も然りで、仮に五十肩や頭痛で来院された方に対しても、睡眠のことについては必ず触れるように心がけております。

睡眠の悩みを抱えてはじめて睡眠の重要性に気づき、

睡眠は意外と後回しにされる存在だということにも気づきました。

良い眠りを取れた次の日ほど爽快なことはありません。