高血圧
高血圧と不眠
血圧は睡眠の質の鏡?!
高血圧をお持ちの方は不眠になりやすく、さらに不眠が続くと高血圧になりやすくなってしまいます。特に動脈硬化が進行しやすいと言われています。
また血圧が硬い方は、首のこりがとても強く出る傾向にあり、全身に緊張が伝わってしまうということもあります。
この記事では
・高血圧の実際
・降圧剤で起こること
・血圧に関係する神経や臓器
・高血圧と不眠
・当院の高血圧に対する施術法
についてまとめています。
高血圧の実際
そもそも血圧とは
”血液が流れる時に血管にかかる力”のことを指します。
血圧は”血液量”と”血管の壁の硬さ”によって決定します。
血管の壁が硬くなる動脈硬化はまさに高血圧の原因なのです。
動脈硬化の影には
・脳卒中
・狭心症
・心筋梗塞
など大きな病気が隠れています。
原因は実際のところほとんどが解明されていません。
高血圧になるリスクとしてあげられるのは
・塩分摂取の増加
・肥満
・ストレス
・運動不足
などの生活習慣や遺伝だと考えられています。
降圧剤を飲んで起こること
高血圧になった最初は先に列挙したような生活習慣を正すことで血圧を下げるようにお医者様に言われることが多いと思われます。
それで改善が見られない場合、または命に関わるような場合は血圧を下げる
”降圧剤”を処方されます。
降圧剤がやっていることは化学物質の影響で血管の壁を柔らかくして血圧を下げたり、
尿量を増やすことで血管の壁にかかる負荷をなくすようにするというものがあります。
これは体のためになっているのでしょうか。
血圧があまりにも高く、心筋梗塞や脳卒中がいつおきてもおかしくないというような状態であれば別として、
まだそこまでの段階に達していないにもかかわらず、処方されたお薬を服用されていないでしょうか?
人間の臓器は常にその時々に順応するように設計されています。
降圧剤によって血圧が下がれば、腎臓や血管の壁を広げるための神経は働く必要がありません。
すると、腎臓や神経は機能低下を起こしてしまうのです。
そうなると、薬がないと生きていけない体になってしまい、薬を飲み続けるため、肝臓や腎臓に負荷がかかります。
そうなると血圧がまた高くなり…というようにループしてしまいます。
ここで一度考えてみてください。
なぜ同じような食べ物や運動習慣の人でも高血圧になる人とならない人がいるのでしょうか?
根本的に体の中に原因があると考えられませんか。
高血圧の正体
結論から申し上げますと自律神経が正常に働くことができて、脳と信号がスムーズであれば血圧はコントロールできます。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種があり、
交感神経が刺激されると血圧は上がるようになっています。
交感神経は日中活動する時に働きますから動く時に血圧が上がるのは当然です。
副交感神経が刺激されると血圧は下がります。
副交感神経は眠る時やリラックスする時に働きますから血圧は落ち着くのです。
この自律神経のどちらかに問題が発生した場合、高血圧は起こる可能性が生じてきます。
甲状腺の問題
甲状腺に機能低下が起こると、コレステロールが体内に蓄積されるようになります。
すると動脈硬化が進行し、血圧が上がります。
甲状腺は代謝を促し体温を上げる作用がありますので、甲状腺が働かないということは、
寒がりなため、血管が縮まりやすくなります。
偏頭痛や関節炎を伴うことがあります。
また甲状腺の機能が高まりすぎる場合にも、頻脈となって高血圧になる可能性もあります。
腎臓の問題
腎臓の機能が低下してしまうと、体内の電解質(塩分など)の排出が困難になり、血液量が増えてしまいます。そうなると血管の壁に負荷がかかります。
ホルモンバランス
血圧の上昇に関与するホルモンは
・ノルアドレナリン
・エストロゲン
などが挙げられます。
ノルアドレナリンは副腎からでるホルモンです。
ストレスに対抗する時などに出やすくなります。
エストロゲンは卵巣から分泌されるホルモンで、エストロゲンは悪玉コレステロールを低下させる効果があります。血管の壁も緩みます。
血液循環の問題
肝臓と腸を結ぶ門脈に鬱滞が起こると全身の血流障害に関与してしまいます。
そうなると、血液の流れが悪くなり、血管壁に負荷をかけます。
高血圧と不眠
先に書いたように自律神経は血圧と密接な関係にあります。
交感神経が緊張してしまえば血圧は上がり、
副交感神経が働かなくなってしまっても血圧は上がります。
不眠も同様です。
交感神経の緊張や副交感神経の機能低下が睡眠を邪魔してしまいます。
また高血圧の方はほとんど首の後ろにこりがあり、呼吸の邪魔をしたり、交感神経を高めてしまいます。
そうなれば睡眠を邪魔し、さらに睡眠が血圧を作るという負のループが発生します。
当院での施術方法
当院では自律神経の乱れや血流障害に対して鍼とカイロプラクティックの2つを用いて改善を目指します。
特に背骨のずれが起こると、自律神経の働きが低下してしまいますから、背骨の矯正を入れていきます。
特に骨盤や首周りなどは、体をリラックスさせたい時に有効です。
その中で背骨にずれがないかを正確な検査を用いて原因を見つけていきます。
また卵巣や副腎、腎臓、甲状腺などは背骨からでる神経によって働いており、睡眠に移る際もそれらが働きます。
例えば甲状腺のエリアや腎臓のエリアを支配する神経が出る部位の背骨に傾きやねじれがあると、一気に機能が低下してしまいます。
またこの神経が正確に通っていないと、腎臓や卵巣など情報を脳に伝えることができす、自分の力で高血圧を治めることはできなくなってしまうのです。
逆にそれさえ整えさえすれば、血圧も治ってきます。
鍼では血圧に効くツボを選択し、施術を行います。
特に手首や足首に鍼をすることで毛細血管が広がるため血圧が下がります。
さらには首のこりが楽になる傾向にあります。
このように当院ではカイロプラクティックと鍼を組み合えわせ、
高血圧と不眠に対してアプローチをしていきます。
不眠や睡眠障害でお待ちの方はご相談くださいませ。
睡眠の質の低下・不眠・仮眠・中途覚醒など睡眠でお悩みの方はぜひご利用くださいませ
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