更年期障害

１番の要因はホルモンバランスの乱れです。

女性ホルモンに分類される

「エストロゲン」「プロゲステロン」

が卵巣から出にくくなると、これまでの体質との変化のギャップに耐えられなくなりさまざまな更年期障害が現れます。

本来人間はうまく生きることができるように設計されています。

歳を取ればエストロゲンが出なくなり、その変わりを他のホルモンが代用するというようになっているのですが、エストロゲンの低下が急激だとその変わりを用意する時間が間に合わず、さまざまな悩みが生まれます。

閉経前後は特にそれらが起こりやすいと言われています。

卵巣から出てくる女性ホルモンも、体の機能をコントロールする自律神経も同じ脳でバランスをとっています。

女性ホルモンが低下すると、自律神経の機能も低下してしまいます。

これらに対して、薬物療法やホルモン療法などを試そうとしても副作用がきになったり、サプリメントと摂ったり、食事で補うにも限界があります。

そのため、この際に一番重要なのは、自分の臓器の働き、神経の流れを整えることで、自分の力で更年期に対応していくことが大切になります。

先に書いたように、女性ホルモンの代わりとなるホルモンが足りないと更年期障害が起こりやすいです。

その代わりに働いてくれるホルモンを作り出す臓器があり、それは「副腎」という、腎臓の上にある小さな臓器です。

副腎の機能が活性化されれば問題は解決に向かいます。

また神経の圧迫によっても更年期障害も起こりやすくなります。

脳と子宮や卵巣をつなぐ神経の間に圧迫が起こると、脳は卵巣や子宮に起こっている異常に気づくことができずに、ホルモンのバランスを調節できなくなってしまいます。

この時に、ホルモンバランスをどうにかしよう！と脳は働き続けるため、

自律神経の中でも交感神経が優位になって様々な症状が出てきます。

交感神経は、活動中に強く働くいわば”興奮神経”です。

よくよく思い出してみると更年期障害で起こる症状も活動的な時と同じような症状がでてきませんか。