寝違え
寝違え(ぎっくり首)
寝違えて生活に支障が…
- 朝起きたら首が動かない
- 首が痛くて振り向けない
- 首が気になって生活に支障がでる
- 首を動かすと肩から背中にかけて痛みが走る
- 首が気になってデスクワークがつらい
など朝起きて発生する急な首の痛みはなるべく早めの対処が必要になります。
寝違えとは
寝違えは一般に起床時に、首や背中にかけて起こる痛みや可動域の制限のことを言います。
場合により頭痛が起こったり、慢性化してくると強い精神的ストレス、筋肉や靭帯にさらに負荷をかけることもあります。
また、首の痛みは内臓由来のものである可能性も否めません。場合によっては、即病院に赴く必要があるため注意が必要です。
寝違えの原因
・寝方の問題
・内臓由来の問題
大きく分けてこの2つです。
寝方の問題で起こることも2つに分類されます。
・筋肉由来
・神経由来
筋肉由来
・寝方で筋肉に硬さが出る
このタイプの方は、慢性的な肩こりや首コリを伴っている方がほとんどです。
特にデスクワークやスマホを触る時間が多い場合に、頭を筋肉で支えるのに首肩周りの筋肉を酷使します。
そうすることで、筋肉の硬さに左右差や前後差が出てきて、体にアンバランスが起こります。
そのアンバランスが、寝ている時にそのまま出てくると、寝違えを起こすことがあります。
また、枕の高さが合わなかったり、ベッドの柔らかさ、首の配置等がうまく噛み合わさらないと、悪い体勢が続いて筋肉が縮んだまま一夜を過ごすことになります。
アンバランスでも、悪い姿勢が続いたことでも、どちらでも言えることは、筋肉に硬さが出て、
その場所の血流が悪くなります。そうなると、その場所に疲労物質が蓄積したり、発痛物質が現れて痛みが起こります。
これが筋肉由来の寝違えです。
神経由来
・寝方で首の骨にずれが起こって神経を圧迫する
このタイプは筋肉と同様、枕の高さが合わなかったり、ベッドの柔らかさが合わなかったりすると、首の骨に負荷がかかって背骨にずれ、あるいは傾きがおこってしまいます。
そうなると、骨の隙間を通る神経を圧迫してしまいます。
神経に圧迫が起こると、神経を守ろうと反射的に筋肉が硬くなってしまうというヒルトンの法則というものが働きます。
自分で触っても明らかに筋肉がガチガチに硬くなっているという時は、このケースが多いです。
どちらのタイプにせよ、これらの寝違えの場合は可動域の制限が顕著に感じられて、かつ鋭い痛みを感じます。
ビキッとしたような痛みや、振り向いた時や首を傾けた時に、とても痛みを感じます。
・内臓由来の痛み
こちらも2つ種類があります。
・内臓の疲れが由来
・内臓の病気が由来
内臓の疲れが由来の場合
例えばお酒を飲みすぎた次の日は肝臓に疲れが溜まっています。肝臓の疲れが右首肩に反応が出ることがわかっています。この時の重たい痛みに加えて表面がピリピリするという感覚です。
また呼吸器系(肺や横隔膜)の反応は首肩全体にでてきます。
暴飲暴食をすると胃腸や胆嚢、膵臓にも疲労が溜まります。これらの疲れは肩甲骨の間くらいに痛みが出ます。
血液由来の場合もあります。瘀血という不要な血液が貯まると、右首の付け根や右の背中に痛みが出ることがあります。これに関しては少し鋭い痛みがでます。
内臓の病気が由来の場合
心臓病の場合は左腕の内側にピリピリする感覚が出たり、肝硬変や肝臓がんなどは右肩、肺がんなどでは首肩全体にといったように内臓の病気が首肩に痛みを発生させる場合もあります。
この場合の痛みは、寝返り関係なく痛みが発生します。夜間痛といい、揉んだりしてもあまり効果が得られないケースが多いです。
夜に寝返りをしなくても、重たくてピリピリするような痛みがある場合は、少し注意が必要かもしれません。
また、他に急激な体重減少や不定愁訴が重なる場合はこのケースが考えられることもあります。
首に痛みがある時に
やってはいけないこと
・首の痛みを我慢して首をぐるぐるまわしたりストレッチをする
・強く揉む
・温めたり冷やしたり極端なことをする
首肩の痛みが強い場合は早めの対処が大切です。
当院の治療
当院では
・筋肉由来
・血液由来
・神経由来
・内臓の疲れ由来
のものを対応しております。
内臓の病気が由来の場合だと判断した場合は、近隣のお医者様を紹介いたします。
筋肉由来の治療
筋肉の硬さが出て痛みを出す物質が溜まっていたり、血流障害が起こっている場合は、鍼灸治療を行います。鍼灸治療では、局所的に筋肉を緩めて、かつ発痛物質を流してくれる作用があります。可動域の制限を解消することも可能です。
また、姿勢不良による慢性的な肩こりや首コリなどによって引き起こされたものの場合、アンバランスを整える鍼をすることで予防をすることも可能です。
血液由来の治療
瘀血と呼ばれる不要な血液が貯まると、痛みが出ることがあります。
鍼治療では、それを流すことが可能です。
瘀血を流すと頑固でマッサージでは取りきれないような痛みを消えることがあります。
首だけに針をしても全く効かないというような方に瘀血は多く存在します。
神経由来の治療
神経由来の治療では主に背骨のずれが原因になりますので、カイロプラクティックを用いで施術をしていきます。
枕が原因で首の骨に負荷がかかったパターンと、腰や胸の骨から影響があって首に痛みがるパターンもありますので、全身の検査をしっかりとした上で施術をしていきます。
また筋肉が圧迫されて神経の通りが悪い場合もあり、その際は鍼治療を行います。
内臓由来の治療
内臓由来の場合は鍼灸とカイロプラクティックの両方を用いて治療をしていきます。
内臓を使いすぎて疲れた場合は鍼灸で、
背骨がずれて神経がうまく作動せずそのせいで内臓が疲れている場合はカイロプラクティックで
施術をおこなっていきます。
このように単に寝違えと言っても様々な原因があり、これが慢性化すると、
痛みと付き合う生活になってしまいますから、早めの対応が大切です。
睡眠の質の低下・不眠・仮眠・中途覚醒など睡眠でお悩みの方はぜひご利用くださいませ
武蔵小杉/元住吉から徒歩5分【睡眠専門】治療室
”NEOCHI”