睡眠障害の種類

睡眠障害の種類

睡眠時無呼吸症候群

SAS-OCA-CSA

睡眠中に、大きないびきをかいて、繰り返し呼吸が止まってしまう病気です。

気道がさまざまな理由で塞がってしまうことで、眠りが浅くなります。

よって、睡眠不足が起こるので、昼間に強い眠気が起こってしまいます。

・太っている人

・下顎が引っ込んでいる人

・顎が小さく細い人

・閉経後の女性

・甲状腺機能低下症(橋本病)の人

・扁桃腺が大きい人

・舌が大きい人

などがなりやすいと言われています。

現代医学的には装置を用いた呼吸促進治療(CPAP)や、マウスピースで治療していきます。

当院ではそれに加えて、体質を改善するためにカイロプラクティック・鍼治療を加えていくことをおすすめしています。

過眠症

夜間に十分な睡眠をとっていても、日中の眠気が強くなってしまう病気です。

脳の機能に障害があることもあり得ますが、基本的には自律神経の乱れからくるものが大半だと

言われています。

鍼やカイロプラクティックによって改善することは可能です。

ナルコレプシー

日中の眠気が強く、居眠りを繰り返してしまう病気です。

眠気に加えて、睡眠の浅さも特徴の一つと言えます。夢をよく見ることも独特な症状です。

・寝ている間に夢をよく見る

・金縛りにあう

・泣いたり、怒ったり、笑ったりすると体の力が抜けてしまう(情動性脱力発作)

・普段行っていることを無意識におこなってしまう(半分眠っているようで、行動範囲は覚えていない)

などが症状として現れます。

現代医学的には、薬の服用と、生活習慣の調整で治療をしていきます。

当院ではカイロプラクティックと鍼を組み合わせることで、原因とされている

オレキシンというホルモンの不足を解消できるように働きかけます。

不眠症

・寝つきが悪い(入眠障害)

・眠ろうと意識をすると逆に眠気が覚める(入眠障害)

・朝早く目覚めてしまう(早朝覚醒)

・途中で目が覚めてしまう(中途覚醒)

・眠りが浅くて日中に眠気を感じる(熟眠障害≒ナルコプレシー)

・一度起きた後に再び眠るのに30分以上かかる(再入眠困難)

 

などが主な症状で、日本人の5人に1人が不眠を抱えているというデータもあるくらい

一番多い睡眠に関する病気と言えます。

不眠にはさまざまな原因があり、

お一人ずつしっかりとしたカウンセリングを行い、

オーダーメイドで対策をしていく必要があります。

 

・精神疾患(うつ病、不安症、認知症)

・身体症状(痛み、かゆみ、心疾患、糖尿病、高血圧、呼吸器症状、腎疾患)

・睡眠症状(むずむず脚症候群、周期性四肢運動、無呼吸症候群など)

・自律神経の乱れ

・薬の副作用(パーキンソン病の薬、血圧の薬、免疫に関する薬、ステロイド剤)

 

などが考えられます。

これらが複合していくことで不眠になることもあります。

高齢になると、中途覚醒と早朝覚醒が増えます。

・体内時計のズレ

・疼痛による睡眠環境の悪化

・夜間の頻尿

・生活リズムの変化

・運動量の低下による睡眠時間の短縮

などによって起こりやすくなると考えられています。

 

当院はこれらに対してカイロプラクティックと鍼を組み合わせることで、

お薬やサプリに頼ることなく自然に睡眠が取れるようになるお手伝いをさせていただきます。

 

むずむず脚症候群
(レストレスレッグス症候群)

夕方から夜間に、寝具に横になったときに、足に不快な感覚が生じてしまう病気です。

主にふくらはぎや、大腿部、足首に発症しますが、まれにお腹や腕に起こることもあります。

むずむずしたり、いらいらしたり、痛みや痒みが起こることで、じっとしていられなくなり不眠になってしまいます。

足を動かすことでその症状がリラックスするということも症状の特徴です。

むずむず脚症候群は周期性四肢麻痺を合併することが多いです。

現代医学では薬の服用でほとんど改善します。

 

加えて、症状を悪化させるカフェイン、アルコール、タバコ等を控える必要があります。

激しい運動をしたり、鉄分不足が起こると、腎臓に負担がかかり、症状が悪化することがありますので、そちらも気をつける必要があります。

 

当院では、イオンバランスが整うように腎臓に働きかけたり、

カイロプラクティックによって神経の流れを良くすることで、より良い効果が期待できます。

周期性四肢運動障害

睡眠中に足を中心に、手足に周期的な動きが生じて、眠っている途中に起きてしまったり、そのせいで眠りの質が悪くなり、昼間に眠くなってしまいます。

原因はむずむず脚症候群と類似しています。

現代医学的には薬で改善しますが、

症状を悪化させるカフェイン、アルコール、タバコ等を控える必要があります。

激しい運動をしたり、鉄分不足が起こると、腎臓に負担がかかり、症状が悪化することがありますので、そちらも気をつける必要があります。

概日リズム睡眠障害

社会的な生活のリズムに順応できずに、時間のズレが生じてしまう病気です。

寝つきが悪く寝る時間が極端に遅くなったり、寝起きが悪くなって覚醒のタイミングがずれることで起こってしまいます。

 

睡眠以外でも

・全身倦怠感

・うつ症状

・自律神経の乱れ

などの症状が起こることもあります。

 

夜に眠れず、朝に起きれないと聞くと、一般的に生活習慣が乱れている人と

見られがちですが、病気である可能性もあるということは頭に入れておくべきです。

 

この症状にはパターンがあり、

・睡眠、覚醒相互後退障害(明け方まで眠れず、昼前後でないと起きれない)

・非24時間睡眠、覚醒リズム障害(眠る時間と目覚める時間が毎日少しずつ遅れていく)

・睡眠、覚醒全身障害(夕方頃からもう眠くなってしまい、深夜から早朝に目覚めてしまう)

・不規則睡眠、覚醒リズム障害(睡眠と起きるタイミングが不規則になり、昼夜を問わず眠ってしまう。)

の4種です。

 

薬での治癒よりも、生活習慣の改善と、さまざまな工夫が大切です。

カイロプラクティックや鍼を加えることで、より効果を期待できると言えます。

レム(rem)睡眠行動障害

レム睡眠と呼ばれる、睡眠の中でも比較的浅い眠りのタイミングで、寝言を言ったり、歩行したり、物を食べるなどのことをしてしまう病気です。

夢をみたり、その夢の中での出来事に反応して何か行動を起こしたりすることがあります。

この病気は、しっかりとした精密検査を行なった上で治療をしていきます。

現実において夢の中と同じような行動をとってしまうことが稀にあります。

生活習慣を正すほか、カイロプラクティックや鍼で自律神経を整え、熟睡感を増させることで夢を見にくくなります。

覚醒障害

睡眠の中でも深い眠りを表すノンレム睡眠から目覚めるときに起こります。

・錯乱性覚醒(寝ぼけのこと。はっきり目覚めておらず、ぼーっとしている状態)

・夜驚(急に飛び起きて慌てふためいたり、泣いたりする症状)

・夢中遊行(突然歩行を始めたり、トイレではないところで放尿をしたり、外出してしまう症状)

といった症状が現れます。

 

十分に頭は起きていないけれども、目が開いているという状態で、その際に起こった出来事は、本人の記憶に残ることはほとんどありません。

これも

生活習慣を正すほか、鍼やカイロプラクティックで自律神経を整え、熟睡感を増させることで対策をしていきます。

睡眠関連摂食障害

SRED

眠った状態で歩き出して、食事をしてしまう病気です。

この病気は女性に多く、睡眠時遊行症と類似しています。

睡眠状態のまま、過食をし、満足すると寝床に戻るという行動をします。

これらは無意識のうちに起こってしまうため、記憶に残らないことがほとんどですが、

食事をした形跡が残るので、起きてからそれを見て症状を自覚することがあります。

食事を繰り返すと、これに依存してしまうため、体重が増加しやすいという傾向もあります。

眠ったまま、レンジやコンロ、包丁などを使用することもあるため、怪我のリスク、火災のリスクもあります。

小児睡眠障害

・子供のいびき

・無呼吸症候群

・日中の眠気

・むずむず脚

などを総称して言います。

いわゆる寝ぼけや、ぼーっとしてしまう、大声の寝言、歩き回るなど、症状は多岐にわたります。

夜驚、夢中歩行、睡眠性摂食障害なども含まれます。

原因は主に、深い睡眠からの急な覚醒です。

無理に起こすとパニックが増すことがあります。

親御様におかれましては、

寝ぼけているお子様は無理に起こさず、安全を確かめる程度で、見守ることをお勧めします。

子供の睡眠障害は、大半は自然治癒の傾向にありますが、

あまりにも激しかったり、改善の傾向が成人になっても見受けられない場合は

専門医にご相談ください。

 

以上が大まかな睡眠障害になります。

これら以外にも、

病気と診断されてはいないものの、睡眠に対してお悩みを抱えているということもあると思われますので

気兼ねなくご相談下さい。

当院では、これらの症状に共通しておこる、

自律神経の乱れ、全身緊張に着目をし、鍼治療、カイロプラクティックをおこなっていきます。

ぜひ不眠については当院にご相談ください。

睡眠の質の低下・不眠・仮眠・中途覚醒など睡眠でお悩みの方はぜひご利用くださいませ

武蔵小杉/元住吉から徒歩5分【睡眠専門】治療室

”NEOCHI”