不妊のお悩み(男女)

不妊のお悩み

日本は”不眠”も”不妊”も多い?

現在、日本は5人に1人が睡眠に問題を抱えているという深刻な状況です。

実際世界の中で見ても平均睡眠時間は一番少ないと言われています。

また、不妊の治療を受けているカップルは約5組に1組の割合でいらっしゃるとも言われています。

数字はさておき、睡眠不足は妊娠を望むカップルにとっては深刻な問題になり得るということを今回はご紹介させていただきます。

睡眠不足は不妊と関係あり?!

睡眠不足が慢性化すると身体にたくさんの悪影響を及ぼします。

・性ホルモンバランスの乱れ

・自律神経の乱れ

・卵子精子の質の低下 など。

女性編

ホルモンバランスの乱れ

睡眠不足が起こると、まずは体内時計に狂いが生じます。

特に慢性化してきている場合は強く異常が起こります。

そうなるとホルモンバランスを司る「視床下部」と呼ばれる部分に悪影響が出ます。

視床下部からは「性ホルモンを出しなさい」という信号が出されるように設計されています。

そうなると、”エストロゲン”や”プロゲステロン”の分泌に偏りが出たり、分泌不足が起こることがあります。

つまりは月経の乱れ、排卵の乱れにつながってしまうのです。

自律神経の乱れ

不眠が慢性化すると自律神経が乱れます。

眠っている時はリラックスするために副交感神経が優位になり、起きている時は動くために交感神経が優位になることが一番良い状態です。

このバランスが乱れると、これもまた視床下部や性ホルモンを作り出す副腎と呼ばれる部分にストレスがかかりホルモンバランスが乱れる要因となってしまいます。

卵子の質の低下

睡眠の際に需要なホルモンに「メラトニン」と呼ばれるものがあります。

特に寝つきを良くするために必要なものです。

女性は生まれた瞬間に、一生分の卵子の細胞を既に身体に備えています。

その細胞が初潮を迎えてから、順々に卵子へとなって妊娠に備えていくことになります。

人間は生きてる以上、老化をしていくものです。さまざまな要因で老化は進むのですが、

大きな要因の1つに酸化があります。金属が錆びてしまうことも酸化といいますが、まさに人間でもそのようなことが起こり、もちろん卵子の元となる細胞でも起こります。

ですから加齢とともに、卵子の質というのは低下していってしまうのですが、その酸化を防ぐことは可能です。

先ほど紹介したメラトニンが抗酸化作用を持っています。

そのメラトニンは卵子を包む卵胞の中に存在しているということがわかっています。

つまり

寝不足になる(寝つきが悪い)=メラトニンが少ない=卵子の質が低下しやすい

ということになるのです。

男性編

ホルモンバランスの乱れ

男性も女性と同様に、ホルモンバランスの乱れが起こります。

睡眠不足は性ホルモンのバランスを乱すことになります。

つまり性欲の減退や精子を作ることが難しくなることなどが起こってしまうのです。

男性の睡眠時間が減ることで、夫婦の妊娠率が下がることが考えられます。

 

精子の質の低下

先ほど女性編でも書いたようにメラトニンは抗酸化作用があります。

睡眠不足が積み重なっている方はメラトニンが少ない傾向にあります。

メラトニンが少ないと、精子の自然死が起こりやすくなったり、精子の運動量が減ってしまいます。

女性側が妊娠に備えられていたとしても、精子がそのような状態では意味がなくなってしまうのです。

精子は卵子と違い、約80日をかけて1から作り出されて成熟していきます。

この成熟環境は、日々の生活習慣、睡眠環境に大いに影響されます。

 

ED

不眠では自律神経が乱れたり、ホルモンバランスが乱れることで、EDになりやすくなります。

性欲が減退したり、勃起不全になってしまうことが考えられます。

睡眠不足になると、ストレスを感じやすくなってしまうことから、妊娠に向けた精神的プレッシャーに対してEDになるということも要因の1つです。

このように睡眠不足は、女性においても、男性においても不妊に関係してきます。

メラトニンを増やす方法

メラトニンは夜になるにつれて体内に増えていきます。

ですからそれまでにメラトニンを作る必要があるのです。

メラトニンの原料はセロトニンと呼ばれるいわゆる”幸せホルモン”です。

セロトニンは

・リズム感のある運動

・太陽を浴びること

・タンパク質を摂ること

で作られます。

リズム感のある運動

決してダンスをしろという訳ではありません。

呼吸や咀嚼、ウォーキングなどで構いません。

リズムのある運動はセロトニンを作るには最適なのです。

太陽を浴びること

厳密には朝日を浴びることです。

朝日を浴びることでセロトニンがスムーズに作られるようになってきます。

タンパク質を摂る

タンパク質の中でもトリプトファンと呼ばれるタンパク質は、セロトニンの重要な原料です。

トリプトファンは主に豆腐や納豆などの大豆製品や、ヨーグルトやチーズなどの大豆製品、卵やバナナ、マグロの身などに多く含まれます。

これらをまとめると、

朝日を浴びながらウォーキングをして、トリプトファンを含む食べ物を朝食でいただくと、

とてもよくセロトニンが朝のうちに作られて、夜になることにはメラトニンが増えていることになります。

また、朝日を浴びるというのは自律神経を整える最高の刺激になります。

不眠と不妊に備えられる最高の手段なのです。

ぜひお試しください。

当院の治療法

当院では鍼やカイロプラクティックを用いて、不眠の原因を取り除きます。

特に今回のようなメラトニン不足の場合は鍼をした後に、カイロプラクティックをすることで

全身の緊張を解きながらセロトニンを生成できる最高の治療ができます。

当院は不妊専門ではありませんが、不眠の観点からアプローチをすることは可能ですのでぜひご相談ください。

また、ヘットスパをおつけすることが可能です。

不妊治療でお疲れの方や、不眠で眠れない方は、ヘッドスパで寝落ちを味わいながら、

根本的な不眠の治療も同時に行いますので、ご相談くださいませ。

睡眠の質の低下・不眠・仮眠・中途覚醒など睡眠でお悩みの方はぜひご利用くださいませ

武蔵小杉/元住吉から徒歩5分【睡眠専門】治療室

”NEOCHI”