睡眠で取れる疲労/取れない疲労
取りきれない疲れ
さまざまな疲労
人間は一生の1/3を睡眠に当てています。
睡眠は最高の疲労回復の手段です。
基本的に睡眠は体の疲れをほとんど解決してくれます。
しかし中には、睡眠でも手のつけようのないものも存在します。
人間が感じる疲労の種類とそれぞれの対策方法、そして当院の治療内容も加えて書いていきます。
- 末梢疲労(肉体疲労)
- 中枢疲労(脳疲労)
- 生理的疲労(治療対象)
- 病的疲労(一度病院へ)
- 精神的疲労
末梢疲労(神経疲労)
脳、脊髄以外の神経の部分が原因となる疲労を指します。
運動や仕事の後の筋肉疲労や、スマホやPCによる眼精疲労なども、この中に分類されます。
日中運動したり、長い時間労働をした後に残る疲労感、倦怠感、だるさ、コリや痛みも含まれます。
対処法
基本的に末梢疲労の原因は、筋肉(肉体)疲労であるため、休憩を十分に取れば解決できます。
また、睡眠の中でもれ睡眠が適切にとることができれば回復が見込めます。
また、栄養で言えば
タンパク質(卵がベスト・鶏肉など)
炭水化物(さつまいも・おにぎり・バナナなど)
ビタミンB群(乳製品・卵・アーモンドなど)
ビタミンC(アセロラ・キウイ・ジャガイモ・きゃべつなど)
これらは疲労回復にはうってつけです。
当院の治療
カイロプラクティックでは、神経の働きを最大限に引き出す効果があるため、全身の疲労回復に効果が期待できます。
また鍼治療の得意ジャンルの一つには筋肉の疲労回復があります。
疲労している筋肉に対して鍼をすると、血流が改善します。それによって、そこに貯まっていた疲労物質も流れていくため、疲労回復が見込めます。
同時に睡眠の質を上げる効果も期待でき、睡眠に満足がいっていない方にもおすすめです。
中枢性疲労(脳疲労)
脳や脊髄が長時間の緊張を強いられることで、機能低下を起こしてしまっている状態です。
最近は「脳疲労」と呼ばれることが多くなってきました。
「脳疲労」が長い間続くと、認知機能が低下して認知症の確率を増やしたり、脳機能の障害を起こしてしまうケースもあります。
体は酷使せずとも、長時間のデスクワークや会議など、ストレスや脳の酷使で、体がぐったりしてしまうということがメインで起こります。
脳が働きすぎると、脳内に使用済みの酸素(活性酸素)が大量に発生してしまい、大きなストレスを受けます。活性酸素が多いと、疲れやだるさを感じるようになり、寝起きに疲れを感じてしまうのです。
対処法
こちらも睡眠でしっかりとることが可能です。睡眠の中でもノンレム睡眠は脳の疲労を回復させてくれる機能があります。特に最初の90分は1番のノンレム睡眠がやってきますので、入眠が良いと回復量も多いです。
また、ノンレム睡眠の際には脳脊髄液と呼ばれる、脳を保護する液体の入れ替えが活発に行われますので、溜まった疲労物質を除去してくれます。
睡眠の質を高めるには
・朝日を浴びる
・適度な運動
・早めに部屋を暗くする
などがあります。
*詳しい睡眠の質を高める方法はこちらから
また食事では活性酸素を効果的に除去してくれるものを積極的にとることをお勧めします。
・ビタミンC(レモン・ブロッコリー・さつまいもなど)
・ビタミンE(アーモンド・大豆・ウナギ・しじみなど)
・カロチノイド(緑黄色野菜・卵黄・柑橘類など)
・ポリフェノール(ごま・緑茶・コーヒーなど)
当院の治療
カイロプラクティック・鍼治療においては、睡眠の質を高めるように施術をしていきます。
頭皮に鍼をすることで、自律神経を整えながら、ノンレム睡眠の時間を増やせるように働きかけます。
また、全身に鍼をすると、その刺激が脳まで伝わり、脳によい刺激を与えてくれます。
日常生活で一番酷使する筋肉や機能に対して集中的に行うことで、回復を試みます。
それに加え、カイロプラクティックをすると、神経の働きが最大限まで引き出されるので、
鍼との相乗効果が十分期待できます。
生理的疲労(治療対象)
病気以外での身体の疲労のことを意味します。
主な原因は、日常的なストレスや、過労、食生活の乱れ、睡眠不足、休養不足、運動不足などが当てはまります。
末梢疲労においても、脳疲労においても、病気を伴わないものであればこちらに含まれます。
基本的には睡眠や、休養で回復するものです。
病的疲労(一度病院へ)
病気が原因の疲労のことを意味しています。
睡眠や休養を取っても、原因である病気が治らない限りは、だるさ、倦怠感が続いてしまいます。
むしろただの疲労だと思っていると、病気が悪化することもありますので注意が必要です。(内臓の病気など)
身体に異変を感じた際は、すぐにかかりつけ医にご相談ください。
鍼やカイロプラクティックでは基本的に生理的疲労が適応になります。
場合によっては病的疲労にも対応できる場合があります。
例えばがんの治療と並行して、痛みを取り除くようにしたり、
その他病気においても、病院での治療と並行することで、疲労が緩和されてきます。
精神的疲労
精神的な疲労。精神的にダメージを受けると、体は疲れていなくとも、無気力になったり、無関心になったりします。
ストレスの元となる環境や要因を取り除かない限りは、精神的疲労から抜け出すことは困難です。
対処法
一番は環境を変えたり、ストレスの原因を取り除くことですが、そう簡単にはいかないことがほとんどだと思います。
手軽にできる方法としては、セロトニンを分泌させることです。
セロトニンは、幸せホルモンと呼ばれるように、感情のコントロールをすることで、穏やかな気持ちを保つことができます。
セロトニンの原料であるタンパク質を取ること。
そして朝にウォーキングを15分することで、劇的に解決することがあります。
それが難しい場合は、部屋に日光を入れながら、リズム良く深呼吸するだけでも構いません。
小さな変化でも、大きく変わることもあります。
当院の治療
主に精神的にストレスを受けている方は、お腹がとても硬くなっています。
逆に言えばお腹を柔らかくすることで、ストレスから解放されることがあります。
ですから、お腹を効果的に緩める鍼をするとこで楽になります。
また、ストレスを感じると脳の中でも前側が萎縮してしまうことがあります。
その場所の頭皮に対して、鍼をすることで精神的に楽になることがあります。
さらにはカイロプラクティックを加えることで、神経の働きが最大限に発揮され、ホルモンを作り出したり、ストレスコントロールができたりというような反応が現れることがあります。
人によってストレスの反応点はことなりますので、しっかりとカウンセリングを行うことで、的確にストレスを軽減できるようにいたします。
このように疲労にはたくさんの種類があります。
起きた時に疲労が溜まっている方は、自分がどのタイプの疲労なのかをチェックしてみてください。
当院では、睡眠で摂れない疲労にたいして、鍼灸をはじめとした様々なアプローチで対応してまいります。
ぜひご相談くださいませ。
睡眠の質の低下・不眠・仮眠・中途覚醒など睡眠でお悩みの方はぜひご利用くださいませ
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